石川県小松市での確定申告はどう進める?必要書類や申告方法をご紹介!
- 税理士法人ストラテジー石川事務所
- 11月28日
- 読了時間: 12分

毎年の大切な手続きである確定申告。 小松市内で事業をされている方や、初めて確定申告を行う方にとっては、何から始めればいいのか、どこで確定申告を行うことができるのか等、わからず不安に感じている方がいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、小松市内での確定申告に必要な知識や手続きの流れをお伝えします。
ポイントを押さえて準備を進めれば、確定申告をスムーズに進めることができます!
最後までお読みいただき、皆様の安心した確定申告への一助になりましたら幸いです。
\確定申告でお悩みの方ご相談下さい!/
目次
“確定申告”とは?

確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間に得た所得をもとに、税金の計算をして税務署に申告する手続きのことです。
この申告をすることで、納めるべき税金や払い過ぎた税金の還付額が確定します。
特に、個人事業主やフリーランスの方、アルバイトや副業で20万円以上の収入がある方は確定申告が必要です。
また、会社員や公務員であっても、医療費控除やふるさと納税の控除を受けたい場合には、確定申告が必要になることもあります。
一般的な申告期間は毎年「2月16日から3月15日」まで。
土日が最終日にあたる場合は翌月曜日が締め切りとなります。
「まだ時間があるから」と後回しにしてしまうと、意外と手間がかかって間に合わないなんてこともあり、期限を過ぎると延滞税やペナルティがかかることもあるので、早めの準備を心がけましょう。
そして、小松市内で確定申告をする場合、地元の税務署や相談窓口を活用するのがポイントです。 初めての方でも相談会やサポートを利用すれば安心して手続きができるので、ぜひご利用されることをお勧めします。
確定申告に必要な書類は何がある?
確定申告をスムーズに進めるためには、事前に必要な書類をきちんと準備しておくことが大切です。
何を用意すればいいのか理解していないと、確定申告の期限前に慌てて対応しなければなりません。
まずは、確定申告に欠かせない基本的な書類をリストアップしておきましょう。
「確定申告って何を集めればいいの?」と迷っている方に、職業や状況別で整理してお伝えします。
まず、どんな方でも共通して必要なのがこちらです👇
確定申告書(AまたはB): 所得の種類によって使う様式が違います。
・A:給与所得・年金などの人
・B:事業所得や不動産所得がある人
本人確認書類: マイナンバーカード1枚、または「通知カード+運転免許証など」でもOK
印鑑(電子申告なら不要)
還付を受ける場合の口座情報(通帳など)
ここからはそれぞれの職業やご状況別でお伝えしていきます!
給与所得者(会社員・パート・アルバイトなど)
「会社で年末調整してもらえなかった」「副業をしている」などの場合の確定申告で必要な書類は以下の通りです。
源泉徴収票(勤務先では1月頃にもらうことができます)
保険料控除証明書
生命保険、地震保険、社会保険など
医療費控除の明細書
医療費が年間10万円を超えた場合
寄附金受領証明書
ふるさと納税をした人
住宅ローン控除の関連書類
初年度は「借入金残高証明書」「登記事項証明書」「契約書の写し」など
個人事業主・フリーランス
収入や経費をきちんと整理するために、次のような書類を集めましょう。
売上関係
請求書・領収書・通帳の入金明細など
経費関係
仕入れの領収書・レシート・クレカ明細など
帳簿
青色申告なら「複式簿記」での帳簿(仕訳帳・総勘定元帳など)
白色申告なら「収支内訳書」でOK
控除証明書
国民年金・国民健康保険・生命保険など
マイナンバーカード/身分証明書
確定申告書B・青色申告決算書 or 収支内訳書
不動産所得がある方
アパート経営や貸家の収入がある人はこちらも必要です。
不動産所得は「家賃 − 経費」で計算します。
修繕費・管理費・火災保険料など、意外と経費にできるものも多いです。
賃貸借契約書
家賃の入金明細
修繕費や管理費などの領収書
固定資産税納税通知書
減価償却資産の明細書
借入金の利息に関する明細
株・投資信託・仮想通貨をしている方
金融取引をしている場合も、必要書類があります。
特定口座年間取引報告書:証券会社から届きます。利益・損失がまとめられています。
取引履歴(暗号資産などの場合)
損益通算・繰越控除用の明細書(前年の申告がある人)
複数の証券会社を使っている場合は、全社分の報告書を集めてください。
控除関連の書類まとめ
控除を受けるために必要な証明書は以下の通りです。
控除の種類 | 必要な書類 |
社会保険料控除 | 国民年金・健康保険料の支払証明書 |
生命保険料控除 | 保険会社からの控除証明書 |
地震保険料控除 | 保険会社からの証明書 |
医療費控除 | 医療費控除の明細書、領収書 |
寄附金控除 | 寄附金受領証明書(ふるさと納税など) |
配偶者控除・扶養控除 | 家族の所得がわかる書類(源泉徴収票など) |
小規模企業共済等掛金控除 | 掛金払込証明書 |
医療費控除を利用した場合の申請方法は?

医療費控除は、一年間の医療費が一定額を超えた場合に利用できる控除です。
家族の医療費も合算できるので、意外と対象になる方が多くいらっしゃいます。
では、具体的な手順を見ていきましょう。
①医療費の合計額を計算
病院の診察費、薬局での医薬品購入費、入院費用などの領収書を集め、合計金額を算出します。
②控除額の計算
控除対象は、「実際に支払った医療費の合計額 − 保険金などで補填された額 − 10万円(または所得の5%)」です。
③必要書類を用意
医療費の領収書(またはその明細書)と、医療費控除の明細書を作成します。
領収書は提出ではなく保管が基本ですが、求められた場合に備えておきましょう。
④確定申告書に記入
控除額を申告書に記入し、税務署へ提出します。
ふるさと納税を利用した場合の申請方法は?
最近では、多くの方が利用しているふるさと納税。
ふるさと納税を活用すれば、地域に貢献しつつ税金の控除が受けられるお得な制度です。
ただし、正しく申請しないと控除が適用されないので注意が必要です。
①ふるさと納税の寄付証明書を用意
寄付先自治体から届く「寄付金受領証明書」を必ず保管しておきましょう。
これがないと控除を受けられません。
②控除申請の方法を選択
ワンストップ特例制度を利用していない場合、確定申告が必要です。
寄付金の合計額を確定申告書に記入します。
③必要書類を準備
寄付金受領証明書のほか、マイナンバーカードや本人確認書類を忘れずに。
④申告書を提出
寄付金の合計額と受領証明書を基に、税務署に申告書を提出します。
これらの手続きをしっかり押さえておくと、スムーズに控除を受けることができます。
確定申告は、「どんな所得があるか」と「どんな控除を受けられるか」で必要書類が変わります。
早めに整理しておけば、提出期限が近づいて焦る必要もないですし、漏れなく控除を受けられます。
もし「この書類は必要?」「仕訳が難しい…」と感じたら、税理士などの専門家に相談するのも安心です。
私たち石川会社設立/創業融資相談室を運営する税理士法人ストラテジーでは、書類の整理から申告サポートまで丁寧にサポートいたします。
「はじめての確定申告で不安…」という方も、ぜひ気軽に相談してみてくださいね✨
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小松市での確定申告の流れは?
小松市で確定申告を行う際、事前準備とスケジュールの管理が重要になります。
また、申告方法の選択肢もいくつかあり、自分に合った方法を選ぶことで効率的に進められます。
以下では基本的な確定申告の流れをご説明しますのでご参考になさってください!
確定申告の準備とスケジュール
①必要書類を揃える
最初に、収入証明や控除に関する書類(源泉徴収票、医療費控除の領収書、寄付金受領証明書など)を確認して準備しましょう。
これらの書類が不足していると、後で手続きが遅れる原因になります。
②収支の確認
個人事業主の方は、日々の取引を記録した帳簿やレシートを整理します。
青色申告の場合は専用の決算書の作成も必要です。
③スケジュールを立てる
確定申告の受付期間は毎年2月中旬から3月中旬までが一般的です。
ただし、混雑を避けるためにも早めに準備を始め、2月中の提出を目指しましょう。
④会計ソフトやツールの活用
会計ソフトを利用すると、収支の計算や申告書の作成が簡単になります。
特に初めての確定申告では強い味方になります。
確定申告の申告方法には何がある?
確定申告の方法には、大きく分けて3つの選択肢があります。
それぞれのメリットと特徴を見てみましょう。
電子申告(e-tax)
自宅からお手続きができる、インターネットを利用した申告方法です。
24時間対応しているので、忙しい方にもおすすめです。
紙の申告書が不要なので、還付金の処理が比較的早い傾向があります。
必要な準備は次の通りです。
マイナンバーカード
ICカードリーダーまたはスマホ
マイナポータル連携(各種証明書が自動取得可能)
e-Tax対応のパソコンまたはスマホアプリ
最近は「マイナポータル連携」で生命保険やふるさと納税の証明書を自動反映できるので、書類集めがぐっと楽になりました。
郵送
税務署へ出向く必要がなく、自宅で申告書を作成して郵送するだけで手続きが完了します。
書類をまとめて送れるので、税務署に行く時間がない方に便利です。
郵送の際は、書類が揃っているか確認するのを忘れないようにしましょう。
また、期限内に到着するよう早めに送付することが大切です。
小松市内では、市県民税と所得税の確定申告では提出先が異なります。
■市県民税、所得税
〒923-8650 小松市小馬出町91番地
小松市役所 税務課(市民税グループ) 宛
※所得税に関しては下記の所得や、控除項目に該当する方を除いた申告が可能です。
・事業所得(営業・農業・山林)や不動産所得のある方
・土地や建物を売った方
・株の売買・先物取引・仮想通貨の取引をする方
・退職所得のある方
・住宅ローン控除など住宅に関する特別控除を受ける方
・雑損控除を受ける方
・亡くなった方の申告
・令和5年分以前の申告
■所得税(全ての所得・控除について申告可能)
〒920-8526
金沢国税局業務センター(小松税務署) 宛
※送付先住所の記載不要
対面(税務署での申告)
小松市内の税務署で直接申告書を提出する方法です。
相談窓口で専門家に質問しながら進めることができ、さらに、その場で書類の不備を指摘してもらえるので、確定申告初心者の方とっては安心の選択肢となりますよ。
注意点としては、確定申告期間中は混雑するため、事前予約や入場整理券が必要となることです。
スケジュールを調整して余裕を持って訪れるようにしましょう。
小松市内で対面受付が可能なところは以下の通りです。
いずれも通年通りであれば2/16~3/15の期間が受付可能期間となります。
こちらが、小松市で「市県民税の申告・所得税の確定申告」を受け付けている施設の一覧です。
※こちらは令和7年分の情報ですので、令和8年の確定申告の情報は各WEBサイトを必ずご確認ください。
施設名 | 所在地 | 電話番号 | 備考 |
小松市役所 (市役所1階/7番窓口) | 小馬出町91番地 | 0761-24-8030 | 市県民税+所得税の確定申告が可能。ただし、次のような申告は この施設では受付不可 → 事業所得・不動産所得・土地建物売却・株式・先物・仮想通貨・退職所得・住宅ローン控除・雑損控除・亡くなった方の申告・過去年分など |
小松税務署 (小松日の出合同庁舎3階) | 日の出町1-120 | 0761-22-1171 | 所得税の確定申告全般(全ての所得・控除)を受付。市役所で受付不可のケースはこちらで対応 |
2026年の確定申告における受付期間や時間はまだ公表されていないため、時期が近づいてきたら小松市のWEBサイト等で確認が必要です。
これらの方法を比較して、自分の生活スタイルや準備状況に合った方法を選びましょう!
次では、熊本市内で利用できる税務署や相談窓口についてご紹介します。
税務署での相談時間と予約方法
税務署では確定申告期間中、申告書の作成サポートや相談対応を行っています。
ただし、混雑を避けるために事前予約が必要な場合が多いです。
基本的な予約方法は、電話予約各税務署に電話をして予約を取るか、国税庁の公式サイトからオンラインで予約が可能です。
オンラインであれば、スマートフォンやパソコンで簡単に操作できます。
予約なしで訪れることも可能な場合がありますが、待ち時間が長くなる可能性があるため、事前予約をおすすめします。
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確定申告後の還付金について

確定申告を行うことで還付金を受け取れる場合があります。
確定申告後に還付金を受け取るためには、次のような手続きが必要です。
①銀行口座の登録
確定申告書に、還付金を受け取るための銀行口座情報を正確に記入します。
銀行名、支店名、口座番号、口座名義を間違えないようにしましょう。
②電子申告(e-Tax)の利用
e-Taxを使うと、還付金の処理が郵送よりもスピーディーに行われます。
オンラインで手続きが完結するため、書類紛失のリスクも低く便利です。
③郵送または窓口での申告
紙で申告する場合は、必要書類を税務署に郵送するか直接窓口へ提出します。
この場合、書類の受理後に還付手続きが開始されます。
還付金は通常、登録した銀行口座へ直接振り込まれます。
申告時に口座情報を記入し忘れたり、誤って記入したりすると受け取りが遅れる可能性があるため注意してください。
還付金はいつ返ってくる?
還付金が振り込まれるまでの期間は、申告方法や申告のタイミングによって異なります。
電子申告(e-Tax)を利用した場合
通常、申告から約3週間~1カ月で還付金が振り込まれます。
紙の申告よりも処理が早いため、急いでいる場合はe-Taxの利用がおすすめです。
紙で申告した場合
還付金の振込までに1カ月~1カ月半程度かかることがあります。
特に確定申告の締切直前は税務署が混雑し、処理に時間がかかることもあります。
確定申告のピーク(2月下旬~3月中旬)に申告すると、処理が遅れる可能性があります。
一方、期間の早い段階で申告した場合は、スムーズに還付金を受け取れることが多いです。
万が一、申告後2カ月以上経過しても還付金が振り込まれない場合は、申告した税務署に問い合わせて確認してみましょう。
さいごに
石川会社設立/創業融資相談室を運営している税理士法人ストラテジーでは、確定申告のサポートも行っており、初回は無料でご相談を受け賜っております。
石川県内にお住まいの皆様が安心して確定申告を進められるようサポートさせていただいております。
確定申告や税金に関するお悩みのあるかたは、ぜひお気軽にお問い合わせください🍀
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